09/27 タバサとストルバイト

今年１月からタバサはストルバイト尿石と付き合うようになってしまった。
２歳１０ヶ月での発症。
現在はほぼ落ち着いているとは言うものの、
食事療法が最も有効な治療法であると言われるこの症状、
毎日の食事にはやはり気を使う。

約９ヶ月間こいつと付き合っている間にいろいろと試してみて、
多分この子にはこれが良いんだろうなと思える事もあったので、
今回はそのことについて書いてみる事にした。
この病気と無縁な健康なワンコのオーナーさんには、
何の意味もない、面白くもない内容です。
また、あくまで専門知識のない飼い主の体験談であり、
且つ『M.シュナ「タバサ」３歳７ヶ月♀』たった１個体の場合にのみ
あてはまるとことと前提しておきます。

病院へ駆け込んで食事療法が開始され、
最初に使用したのはs/d（ヒルズ）と言う
尿のｐHを一気に下げる缶詰のフード。
決められた量を与え、水以外他のものは一切与えてはならない。
仕方がないのでトレーニングの時も
この缶詰のフードを一口大にカットして持ち歩いた。
２週間ほどしてｐHが落ち着いたところでｃ/ｄ（ヒルズ）
と言うドライフードに切り替えた。
これもｐHが上がらないようにするためのもの。
それと同時にメサジルとゼンラーゼと言うサプリメントが処方された。

ゼンラーゼは納豆菌、総合消化酵素を主体とした整腸剤。
粉末チーズも含まれているので、ワンコの嗜好性は高いサプリ。
だからやる時もご褒美の様にしてやった。
メサジルはメチオニンと言う必須アミン酸を主剤としたジェル状シロップで、
尿のｐＨ維持と尿臭の軽減に用いられるサプリ。
ｐＨの状態に合わせてチューブから１～２ｃｍづつ出して舐めさせてやった。

c/d、ゼンラーゼ、メサジルの３種を数ヶ月続けてみたが、
一進一退を繰り返していた。
そこでメインのフードをｐＨコントロール（ウォルサム）と言う銘柄に変更した。
この変更でｐＨが比較的安定するようになってきた。
今では、このフードだけで２種のサプリにはお世話にならなくなったが、
ただ、この種の療養食は肥満や高脂血症になりやすいと言うリスクもあるらしく、症状が軽い子で太りやすい場合は勧めない医師も居るらしい。

自分でも参考になるＨＰの内容を見ていろいろと試してみた。
と言うのも、医師を信頼していないと言うことではなく
ドッグフードと薬に頼るだけと言うのに少し疑問を感じる部分があるからで、
単一の食事に頼る危険ってのが
後々になって出てくる可能性があるんじゃないかと思うから。

天然の物が安全且つ最良で、人工物・添加物は安全でない
なんて一元的でナンセンスな考えはさらさらないが、
自分で出来る対処法としてはどうしても野菜やお肉などの
天然の食物を与えることが中心になるので、
食品栄養表を見たり、
ストルバイトを持つ子に対する注意点を調べたりしながら、
専用フードの一部を置き換え、
ｐＨ試験紙で尿のｐＨを測定しながら試してみた。
紆余曲折の末、今はチキンスープ、鶏肉（レバー含む）、ヨーグルト、
大根、人参、ブロッコリーなどのお野菜少々を時々与えている。
お出かけの時は大騒ぎにならないように気を引いておくものとして
小さくカットした豚耳を１切れ与えている。
それと、たまにドライフルーツにしたクランベリーもやっている。
クランベリーには尿のｐＨバランスを正常に保つ働きがあると言うことだ。


おばあちゃんいつもありがとう！
でも、今はおやつ食べれないの～。
ってはっきり言えない
情けないママですの。




ここに住んでいると、問題は家の中だけじゃない。
健康なときはお友達ワンコの飼い主さん方や、
ご近所の中華料理屋さん、洋食屋さん、パン屋さんなどなど、
散歩のときにオヤツを頂いていた方々が結構いらっしゃるので、
ストルバイトになったばかりの頃は、
これを皆無にするのがとても心苦しかった。
オヤツをやることが楽しみと言うようなお婆ちゃんに会ってしまうと、
「だめです」ってのがなかなか言えない。
出来るだけ、遭遇しないように散歩コースも調整していた。
今は割と調子がいいので、
外で頂くオヤツはあまり多くならないようにってことだけ注意して、
特に禁止にはしていないが、
なるべくヘルシーそうなものを頂くようにだけしている。
（↑気持ちの問題だけで、根拠は全くなしですが・・・・。）

つまんないお話に最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました～　　<m(__)m>