02/13 卒業制作展 その３

先日タバサが競技をした卒業制作展では、
色々なコースの学生さんが、
様々な展示やデモンストレーションを披露していました。

介助犬コースの学生さんのデモンストレーションでは、
訓練をしたワンちゃんと
ユーザーさんを想定した車椅子に乗った学生さんが
こんな演技をしていましたよ。










坂道では車椅子を引っ張ります。
洋服を脱ぐお手伝いをします。










鞄を持って運びながら、車椅子の速度に合わせて歩きます。
落としたものを拾ってくれます。
通常の服従訓練にも通じるところはありますが、
こちらは即ユーザーさんに役立つ訓練ですよね。

私が初めて本物の介助犬のデモンストレーションを見たのは
２年前になりますが、
その時のトレーナーさんのお話やワンちゃんのお利口さに感激して
我家のタバサにも何かやらせてみようと思い、
出来そうなものにチャレンジしました。
小型犬なので力が足りない、
背が届かないなどの理由で
この通りには出来ませんが、
今はこんなことにチャレンジしています。

◇ドアを引っ張って開ける
◇靴下を脱ぐお手伝いをする
◇ウンチ袋を咥えて歩く
◇リードなど落としたものを拾って渡す


続いてこちらは、
家庭犬コースの１年生の皆さんによる
優良家庭犬検定のデモンストレーションです。
人ごみで上手く撮れなかったので、
大型モニターを写しています。









左は、レストランを想定して、
ウエイターさんが実際に食べ物を運んできます。
ワンちゃんはダウンステイして、その刺激に耐えています。
右は、飼い主さん同士のすれ違いを想定しています。
コースの中央でワンちゃんをシットステイさせ、
ハンドラー同士が挨拶しています。
この日はその他に、
　　ポリ袋を見せる
　　人ごみの中を歩く
　　刺激の中を歩く
　　　（この日はバケツを落として大きな物音をて立てていました）
　　シットステイして他人に体を触れさせる
等の競技をしていました。
服従訓練を日常生活に当てはめて
より実用的にした検定試験と言う感じですね。


続いてこちらは、
ドルフィントレーナークラスの学生さんたちによる
ヤギショウです。
イルカを調教するのも陸上動物を調教するのと原理は同じ！
と言うことで、
水族館などで実習するお勉強のほかに
子ヤギさんたちをトレーニングするなどのお勉強をしてきたのだそうです。










良い事をしたらこのホイッスルを吹きながらご褒美を与えます。
ちょうどワンコのクリッカートレーニングと同じですね。
ホイッスルやクリッカーの様に
「良い事をする」⇒「ご褒美がもらえる」
と言うのをつなげる役目のものを「ブリッジ」と言うのだそうです。
右の写真はヤギさん（ルパン君）の
ターゲットとなる棒を掲げている場面です。
ヤギさんがこの棒に鼻先でタッチしたら褒める
と言うのを繰り返すことで
ヤギさんはこの棒を追いかけるようになります。
この訓練を重ねることでヤギさんを自在に誘導できるようになります。
このような訓練を「ターゲティング」と言うそうです。
水の中に入れない人間が海洋動物を調教するには
この棒がとても重要な役割を果たすと言うわけですね。










上手に調教ができると、
こんな風にヤギさん（五右衛門君）の股くぐり歩きもできちゃうんですね～。
すてきぃ！
そして、ほらほらこちらのヤギさん（次元君）は
ドラム缶を押しながら二本足歩きまでしていますね。
かわいいでしょ～！










高い平均台もこの通りすいすい。
最後はほっぺにチューですよん。